
薄暗くなりかけた頃 一人の訪問者がありました。
聞きなれない声に 玄関に出てみると なんとHさん。
八十路も後半のご婦人です。
「また 持って来たんだけど・・」
マーケットの袋に入っていたのは10冊の単行本です。
かなりの重さです。
ず~っと以前にも 「しんじょう よりあい」に
読み終えた本を沢山頂いたことがあったのです。
覚えていてくださったのですね。
「こんな年寄りになってしもうて
あんたの「しんじょう よりあい」に 何の手助けもできんが・・」
いいえ、いいえ 忘れないでいてくださったことだけで もう十分ですよ。
今は 隣町の介護保険施設のディサービスを利用されているとか。
帰途が心配で 同道しようと歩き出したのですが、
そんな迷惑は掛けられないと、そして まだまだ 大丈夫だと
押し返されてしまいました。
おぼつかない足取りのHさんを 放ってはおけずに 見
え隠れについていきますと
見覚えのある方が 目配せして引き継いでくれました。
帰宅してすぐに電話がありました。
「孫が確かに玄関まで見届けましたよ」と。
2 件のコメント:
あったかぁ~いブログに
私もあったかい気持ちに(*^。^*)
お読みくださって ありがとう。
高齢者の方には「何気なく見守って 気を使わせないように それとなく援助する」そのようなお手伝いができたら・・と思っています。
キャラバンメイトの方が おっしゃいました。
「地域の住人全員が 認知症サポーターになればいいんだよ」と。
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