2010年6月30日水曜日

震災記念日の突然の訪問者


今日は河和田サロン。
午後になって ママチャリで全国一周を駆け巡っている大学生が
友人のボランテァさんと一緒に来訪されました。
足を怪我したために 電車で仲間を追いかけている途中で
友人に「しんじょう よりあい」を
紹介され、JR丸岡駅で下車されたそうです。
思いもかけぬこの出会いに 利用者の方々も大喜び。
丁度この日は 福井震災記念日で 
利用者の方々はその体験談を披露していました。
いろいろな貴重な話に 迫り来る電車の時間に 
後れ毛をひかれつつ 帰って行かれました。

日本一周ママチャリキャラバンHPもあります。
覗いて見てください。 http://greenz.jp/mamachari_caravan/
奥の方にいる若い二人がママチャリメンバーとボランテァさん

2010年6月29日火曜日

平和行進




あいにくと小雨模様の天気になりました。
今日の行進者には 
傷害者施設の仲間が十人ほどが参加しているのです。
雨足にめげずに お昼間近に30数名が到着しました。
昨日からボランテァさんの協力による
恒例のカレーで昼食をとり
福井センター合唱団の斉藤清己氏と
ハスの実の家の田中洋行氏の二人の
ギター伴奏で 歌声が始まりました。
「新庄よりあい」と「大関よりあい」の利用者の方々が20余名
行進者・ボランテァさんたち 50名近くの大合唱です。
手渡した折鶴は1万2千羽です。
いろいろご協力下さった皆さん 
今年も 大成功に終わりました、
本当に ありがとうございました。

一日通し行進者の方から
「疲れているのになぁ~]と言う小さなつぶやきが聞こえました。
ごめんなさい。

2010年6月24日木曜日

平和行進




もう 何年来カレーライスの炊き出しをしているのか定かではなくなりました。
たぶん 30んん年・・でしょうか。
新興団地に家を建てたばかりの頃 
初めて行進団を迎えたのでした。
そのときは不幸にも 昼食をとる店がないばかりか 
雨も突然降って来てストーブを持ち出して 
衣服を乾かしたことを 覚えています。
そして 翌年から 近隣の方々の助けを借りて 
炊き出しを始めたのです。
色々なことがありました。
ご飯が足りなくて 近所中に借りに歩いたこと、
カレーが大量に余って 学童保育所にまで配って歩いたこと、
仕込が腐敗して 近所中の方々が総出で作り直したこと、などなど。
そして 「しんじょう よりあい」に会場を移してもう10年 
新しい家屋になって 早2年目になりました。
とってもうれしかったことは 
遠く離れた地で「ここの平和行進のカレーを食べたことがある」
と言う人に出会ったことです。

*詳しくはチラシをクリックしてご覧ください。



2010年6月23日水曜日

「しんじょう よりあい」のヒント


毎月送られてくる刊行誌がある。
いつも励まされ 楽しいヒントを提供してくれる頼もしい雑誌。
もう 購読し始めて5年ぐらいになるのでしょうか?
お手本にしたことも数多く 
夢もいっぱい育ませてもらっています。
今からも 多分・・・・
手にとって 一番最初に目をやるのは「未来私考」
うん うん なるほでねぇ、納得・・・と 
萎えた気持ちを元気付けてくれる頁です。
さて 今年は どんな企画を頂くことになるのでしょうか?
耳や目がご不自由になった利用者の方々が 
喜んでくださるデイサービスのあり様でしょうか・・。

2010年6月22日火曜日

夕暮れの出来事


薄暗くなりかけた頃 一人の訪問者がありました。
聞きなれない声に 玄関に出てみると なんとHさん。
八十路も後半のご婦人です。
「また 持って来たんだけど・・」
マーケットの袋に入っていたのは10冊の単行本です。
かなりの重さです。
ず~っと以前にも 「しんじょう よりあい」に 
読み終えた本を沢山頂いたことがあったのです。
覚えていてくださったのですね。
「こんな年寄りになってしもうて 
あんたの「しんじょう よりあい」に 何の手助けもできんが・・」
いいえ、いいえ 忘れないでいてくださったことだけで もう十分ですよ。
今は 隣町の介護保険施設のディサービスを利用されているとか。
帰途が心配で 同道しようと歩き出したのですが、
そんな迷惑は掛けられないと、そして まだまだ 大丈夫だと 
押し返されてしまいました。
おぼつかない足取りのHさんを 放ってはおけずに 見
え隠れについていきますと
見覚えのある方が 目配せして引き継いでくれました。
帰宅してすぐに電話がありました。
「孫が確かに玄関まで見届けましたよ」と。

大切な方々の死


立て続けに「しんじょう よりあい」にかかわって下さった方が
お亡くなりになりました。

最初は 施設の地主さん。
「しんじょう よりあい」が まだ生まれたばかりで、
地域の方々から 胡散臭く見られて
肩身の狭い思いを していた頃でした。
地主さんの御夫人が すでに利用者になっていた方の紹介で
利用希望を家族に相談したところ 
「そんな わけの分からない所は行くもんじゃない。ところで 誰が
そんな前代未聞のことを始めたんじゃ・・」と。
実情を聞いた彼は それは 行って引き立てなければならないと 
ご婦人を送り出してくれたばかりか
定期的に野菜を運んでくださるようになったのです。
もう お一方は 介護保険組合の豊田氏。
担当課になった頃から 応援してくださったお一人で、
よく古い「しんじょう よりあい」に
足を運んでくださいました。
このように「今」があるのも そのお陰です。
こんな小さな施設の地域の中での 存在意義を 
逆に教えてくださったのも彼でした。
双方の方々はもちろん 
そのご家族の方々から頂く評価に いつも励まされました。
いつも 実によく見ていてくださって 
私たちスタッフのモチベーションを上げてくださっていたのです。
本当に感謝にたえません。
ご冥福をお祈りいたします。

2010年6月18日金曜日

生活支援サポータの仲間たち

坂井市社協主催の「生活・介護支援サポター養成講座修了生の
交流会が行なわれました。
8割近い方々が参加され素敵な報告がいくつも披露されました。
意識のレベルは確実に向上して 
地域で一人暮らしのサポートを始めた方、
サロン開所の準備をちゃくちゃくとご夫婦で進めている方、
そして 受講生の研修施設となった「しんじょう よりあい」には
3名のボランティアさんが来てくださるようになりました。
伴侶を亡くされて引きこもりになったご婦人が 
福祉委員・民生委員・地域のボランティアグループ・
社協のふれあいサービス・地域サロン・老人クラブ・生活
介護サポーターの援助や協力によって 
子どもたちに伝承遊びを教えるボランティア活動をするまでに
至ったケースが報告されました。
「人を支える」 と言うことは一人や一つのグループ
一つの組織・施設だけでは 到底できることではありません。
沢山の連係プレイによる支えあいで 
初めてなしえることだと あらためて思いました。
地域で元気で楽しく暮らすには 
濃密な支えあいの相互互助を確立しなければ・・・
そして 「しんじょう よりあい」では 何ができるのか?
利用者の方々や支援してくださる地域の方々と
一緒に新たな課題探しです。
8月から サポーター事業が開始され、
坂井地区介護保険広域連合が担当する事になります。

創作サロン


創作サロンを始めて4回目になります。
手芸の大好きなボランテァさんの協力で実現した企画です。
和布ちりめんで作る小物は癒し系(?)、
お好きな方々が多いようです。
今回も 遠路はるばる参加された方は 
「しんじょう よりあい」のニュースをご覧になったかたでした。
80歳半ばのお舅さん・姑さんとご一緒の暮らしをお話になりました。
手芸と言う趣味を共有して仲良く暮らしているとのこと・・。
今回の「金魚」は心待ちにしていた物で
一緒に作るお手本にするそうです。

しんじょうよりあい新聞 6月号




詳しくはチラシをクリックしてご覧ください。

2010年6月11日金曜日

夕暮れ市

やっと 大野のさとみフアームがやってきます。
有機農法低農薬のおいしい野菜を持ってきます。
今回から 一パック100円の 手作りお惣菜を販売します。
どうぞ 立ち寄ってみてくださいね.

*詳しくはチラシをクリックしてご覧ください。

2010年6月10日木曜日

92歳の同窓会

「あ~やっと念願がかなった」
「うれっしゃやれ! やっと 会えたのぅ」

お一人の利用者の方の 切なる希望の同窓会がやっと実現したのです。
残っているのは もう4人だけ・・・楽しくも切ないほどの格調高い同窓会です。
耳も目も全てが不自由です。
会話も十分には聞こえていないのかもしれません。
でも あの楽しげな表情は まさに至福の時を過ごしているようでした。
介護認定を受けている方は一人もなく しっかりと自立なさっています。
介護は要らないのです。
今日の私たちは 自立支援のお手伝いをさせて頂いたのでした。
この企画が成就した陰には 
包括センターのケアマネさんや地域の老人会長さんの
大きな援助がありました。
皆さん 93歳の同窓会 待っていますよ!