2010年12月31日金曜日

またまた 悲しい出来事が




また お一人お年寄りのTさんが 
お亡くなりになりました。
この方も しんじょうよりあいを利用し、
育ててくださった方でした。

3年前のある日の夕方 
このTさんとの立ち話の中での
思いがけない言葉が 
近くにできた介護保険施設をつくる 
きっかけとなったのでした。

あの日のことは忘れる事はできない。

「あぁ だったら うちのあそこの土地を使えば・・
息子に言っとくから・・」
雑作もなく 受け入れて下さって 
アイスクリームまで差し入れてくださったのでした。

そして 高齢者が安心して暮らせるための施設を夢見て 
施設作りにみんなが邁進したのでした。
八十路を半ば過ぎた方だったので 
施設完成を待ち焦がれていたのですが
途中半ばで入院する事になり 
悲しい日を迎えることになってしまいました。

高齢者が心から安心して暮らせるための施設とは・・
果たして この施設が 
それに適っているかどうか、
その目標に向かっているかどうか 
常に忘れてはならない。
Tさんの語った思いを忘れることなく
精進しなければと・・・・今一度心に刻みます。

本当に お世話になりました。
ありがとうございます。

2010年12月28日火曜日

今年最後のデイサービス




最後のデイサービスは 大関よりあいのクリスマスです。

楽しい事は何でも大好きな・・誰でもそうだけど・・
初めての クリスマスパーティはどうでしたか?

なんでもありの「しんじょうよりあい」が 
なんでもありすぎた2010年
事業拡張で新施設を開所して 
喜んだのもつかの間 財政危機に
陥る原因の 給食のサービスの契約打ち切り・・
滅入ったのも瞬時で 初心に戻って 
またまた貧乏財政になったけれど
手に入ったのは 利用者をはじめとする方々の 
暖かいご支援の確認でした。
これに勝る財産は有り得ません。

いろいろ ありすぎた「しんじょうよりあい」でしたけれど 
すべて 思い出と教訓にできた事は 
関わって下さった 皆さんのおかげです。

今年一年 お世話になりました。

本当に ありがとう ございました。


来年も たくましく 楽しく つとめたいと思います。
どうぞ よろしくお願いいたします。

ランチ 12月



ボランティアさん
おいしいランチをありがと!

2010年12月24日金曜日

今年一番の悲しいこと


一人のお年寄りが亡くなった。
一週間前に見舞った時は 
薄目を開けてにっこり微笑まれた。
「今年いっぱいかも・・」と言う息子さんの
言葉は信じたくなかったのだが・・・ 

彼女の思い出は沢山、施設にとって 
10年ほど前からは なくてはならない人になっていた。
立ち上げたばかりの施設は 
市民権を得るまでは前途多難であったのだが
始めたころ 助けてくださった方のお一人であった。

明るい方で楽しい雰囲気作りに長けて 
彼女が来る日は 参加者が多かった。

時折 語ってくださった彼女の人生は 
生易しいものではなかったが 
それを笑いに変える力を持っていて 
講談みたいに語って楽しませてくれたものだ。

幾たび助けてくださっただろう 
何度力づけてくださった事か・・・

本当にありがとう。
感謝の限りをつくせない・・・

さようなら、さようなら。

2010年12月20日月曜日

ランチ 12月18日(大関よりあい)



おから いか にんじん ひじき ブロッコリー 
根の葉の漬物・ハンバーグ 
スクランブルエッグ 
大根 人参 まる揚げの煮付け
クリームシチュ ・ゼリー 

お鍋の会



今年も恒例のお鍋の会を開きました。

寒い中を利用者の方やいつも支援してくださる方々が

お集まりくださって スタッフとお鍋を囲んで 楽しい交流を

おこなう事ができました。

今年は 当日はいろいろな催し物が目白押しで 参加者は

少なかったのですが 和やかな楽しい時間を

過ごす事ができたように思います。

参加して下さった利用者のみなさん

お手伝いくださったみなさん

本当に ありがとうございました。

2010年12月19日日曜日

すてきな体験


どこか しばらく泊まれる所知らんかの?
ここならば一番いいんじゃがのぅ」

「うん、ここは泊まれる施設ではないでの、
調べてあげるでの。。

この利用者さんは 隣町に住む娘さんの助けを貰いながら
健気にも一人暮らしを続けていた。

介護認定者ではない一人暮らしの高齢者は
とっさの時の受け入れ施設がないのが実情である。

以前 近所に 新しい施設を立ち上げることになって
多くの地域の人たちが そのような希望を寄せたが
それは はかない望みだった。

思案に暮れていた時に
何くれとなく足繁く 施設を訪れてくださる社協の
地域づくり担当者のTさんの顔が浮かんだ。
実情を理解した彼女の敏速な行動は
翌日には対策会議を開き、
その翌朝には地域ケア会議を設定したのだった。

「朝8時だって?
本当、信じられない!すごいわねっ!」

最も心配していたスタッフは 
驚きながらも喜びで声が弾んでいた。
Tさんは休みの取れない娘さんの
勤務状況に合わせたのだった。

そして早朝には娘さん、Tさん、
包括センターのケアマネさん、
社協のヘルパーステーションのヘルパーさん、
福祉課の担当職員、ガイドヘルパーさん、
そして施設のスタッフが勢ぞろいした。

結果は 利用者さんのサポートだけでなく、
娘さんの家庭の支援や 相互互助を作るための
近隣の地域づくりにまで 及ぶこととなった。

「あ~ これで 安心して娘が帰る日を
待つことができる」と 
胸をなでおろした利用者さん。

「おかげさまで 
こころおきなく入院する事ができます」

偶然にも 参加者の中に
同じ病気の体験者がいたのだ。

心強いアドバイスをもらった彼女は 
その翌日入院したのだった。

これからの高齢者を支えるには 
一個人、一施設、一組織だけでは 
不可能な事を身をもって知る事ができたし、
「しんじょうよりあい」にとっては 
またとない貴重な経験をすることとなった。


2010年12月11日土曜日

餅つき大会



恒例になった 餅つき大会は 今年で4回目です。
売り上げは スタッフのボーナスになると言うことで
支援者の方々も一生懸命に取り組んでくださいます。

一表半のもち米は 3腰の臼で 
3時間ほどで搗きあげてしまいました。

昨年よりも搗手さんも臼取りさんも若かった所為でしょうか・・

今年も あいにくと 駅前地区の 
おとしよりの方々に配る 蕎麦打ちの日に
遭遇してしまいましたが、おろし餅とお蕎麦の交換で 
思いがけない交流ができました。

餅の即売が始まると 夕暮市のお魚屋さんも交じって 
焼き魚や昆布巻きなどの販売で賑わいました。

少しずつ 地域の方々の参加が増えて 
内容も少しずつ変化してきています。
施設の催し物が 地域の方々のニーズとなり 
地域の方々の手によって変わっていく・・素敵なことです。

餅つき大会には福井市・春江町・三国町・丸岡町など
遠方からも参加してくださいました。

ご参加くださった皆さん 本当にありがとうございました。

しんじょうよりあい新聞 12月号


イベント情報

12月19日(土) お鍋の会(創立記念祭・交流会)

しんじょうよりあいでは、もっか以上の企画を準備中です。
お手伝い下さる方を探しております。

ご連絡お待ちしております。

電話番号 0776-67-6544

*詳しくはチラシをクリックしてご覧ください。

2010年11月21日日曜日

11月19日 ランチ

献立
カキフライ(牡蠣・キャベツ・オレンジ)
ふくらぎ(魚)の煮付け・・よしむら魚店
春菊の白和え(春菊・ひじき・切り干し大根・人参・豆腐・ゴマ)
ポテトサラダ(ジャガイモ・人参・グリンピース・卵)
この他に 奈良漬けと味噌汁(白菜・ねぎ・薄揚げ)がつきます。

魚料理は週に一回は 同町内の魚屋さん(よしむら)の仕出しです。
夕暮市にも出店してくださって 好評です。

2010年11月17日水曜日

11月16日 ランチ


鶏のから揚げ(鶏もも肉・キューイ)
酢の物(春雨・ハム・卵・・きゅうり)
煮豆(大豆)
混載の煮物(ずきいものかしら・厚揚げ・人参・昆布)
茶碗蒸し(卵・グリンピース・かまぼこ)
味噌汁(いもがら・薄揚げ・せり)


今日は 利用者さんの食卓には湯飲みを入れて8個並びました。
利用者の方々に楽に楽しく食べてもらう工夫です。

「まるで お祭のようやねぇ・・・・」

2010年11月16日火曜日

一緒にお茶をしませんか?


「ことしは あかんかと思ったが、やっぱり 吊るしたのぅ」
ご近所さんのご挨拶です。

毎年頂いている方からの提供柿です。

今夏の猛暑や害虫の発生で収穫は少なかったそうですが
毎年の行事になっているからと 
ほとんど全部を頂くことになりました。

外出する事が少なくなっていく利用者さんに 
季節感を味わって頂くためのてだてです。

庭に咲いた花を持って来てくださる方方 
家庭菜園の朝もぎ野菜を持ってきてくださる方
季節の料理の差し入れなどなど 
常に支援する人に支えられて、
季節感を味わうことが出来ます。

10日程過ぎると柔らかい干し柿になっていることでしょう。
どうぞ 利用者の方々と一緒にお茶しにおいでになりませんか?

火曜日と金曜日が新庄よりあいの 開所日です。
お待ちしています!

*写真は 玄関に吊るした干し柿

2010年11月12日金曜日

11月9日 ランチ

献立

鯖の味噌煮/秋茄子の煮物
ホワイトサラダ(ジャガイモ・ハム・たまねぎ)/煮豆
海老のコンソメ煮(海老・大根・人参・グリンピース)
この他に ワカメと豆腐の味噌汁がつきます。

2010年11月10日水曜日

小さな楽しみ、目一杯!


朝の出がけに電話のベルがなりました。

「いい事しなったねぇ~」

ん??
「しんじょう よりあい」のレクリエーションは 
年に二回行ないます。

春の花見と紅葉狩り、
行き先はいずれも 竹田の「たけくらべ」です。
温泉に浸って 周囲の紅葉を楽しんで 
それから 楽しい語らいに興じます。

ボランテァさんを募って 相乗りで でかけるので 
遠いところには行けません。

出入り4時間ほどの ささやかなお楽しみですが 
もうそれで 目一杯満足してくださいます。

利用者さんのおひとりが 帰り際に 
お友達の家にお土産持参で立ち寄って 
楽しかった旨の報告をなさったようですね。

平均年齢も 80半ばを越えました。
皆さん本当に待ち焦がれて 
いつものデイの日よりも 早く来所なさって・・・

「あれ?今日じゃなかったんけの?」
厨房で忙しくしていたスタッフに心配そうに聞かれました。

「今日やよ~。おにぎり作っているの~」

11月5日 ランチ



献立
里芋の煮物(さといも・コンニャク・ちくわ・厚揚げ・いんげん)
青菜の煮浸し(小松菜・薄揚げ)
きんぴらごぼう(牛蒡・人参)
烏賊の煮付け・一夜漬け(大根・人参・塩昆布)
この他に 味噌汁がつきます。

2010年11月9日火曜日

しんじょうよりあい新聞 11月号


イベント情報
12月5日(日) 餅つき大会 (お手伝いさん大募集!)
12月19日(土) お鍋の会(創立記念祭・交流会)

しんじょうよりあいでは、もっか以上の企画を準備中です。
お手伝い下さる方を探しております。

ご連絡お待ちしております。

電話番号 0776-67-6544

*詳しくはチラシをクリックしてご覧ください。

2010年10月27日水曜日

10月22日 ランチ

献立

鮭の味噌マヨ焼き(鮭・ねぎ)
煮物(秋茄子・さつま揚げ・厚揚げ)
大根葉のからし味噌和え
おから(おから・人参・ひじき・薄揚げ・イトコンニャク)りんご
味噌汁(麩・ねぎ・とうふ)/ 炊き込みご飯

今年も見事です! コスモス畑



「大関よりあい」の窓外は本当にのどかです。
今の時期は 真っ白な蕎麦の花に替わって 
コスモスの濃淡のピンクがきれいです。
その向こう側を のんびりと越前鉄道の2両編成の電車が
30分おきに 走っています。
今日は ほとんどの方が 
坂井市主催の「敬老会」に出席のためお休み。
「しんじょう よりあい」の利用者さんも交え
たたったの4名ですが 
大きな爆笑が戸外まで聞えます。

そのうちの お二方は92歳
「私のほうが○ヶ月年上だ・・」と 
元気を競っているのです。
ここまで長生きなさると競争する事が違います。

持病の数 投薬の量 医者に通う日数、
そして 出来なくなったことなど。
でも それを 笑いの種にしているのです。

本当におおらかで 初めて「大関よりあい」を利用なさった方は
「今日は 1年分笑って楽しみさせてもらった・・・」
お帰りになられました。

「大関よりあい」の利用者さん方は

「あれで 「大関よりあい」好きになって 
もらえたかのぅ?」

もちろん 大丈夫ですよ!
また 来たいって おっしゃていたじゃありませんか?

2010年10月23日土曜日

夕暮市


今月の夕暮市の「しんじょう よりあい」の売り物は 
おはぎと大学芋でした。

波松の支援者の方から コンテナ一杯のさつま芋を
近所の方からは新米のもち米と小豆を
夕暮市に販売するお惣菜用にと頂きました。

本当に ありがとうございます。

朝は大学芋のパック詰め・午後はおはぎ作りに 
利用者さんは奮闘してくださったのですが
またたく間に売り切れて試食も出来ない繁盛さとなりました。
台所事情を良く知っていてくださる 
利用者の方々の心意気には 本当に頭が下がります。

写真は夕暮市に野菜を販売してくださる「さとみフアーム」の 
ハローウイン用の かわいいかぼちゃ

10月19日 ランチ

献立
豆腐のステーキ(綿豆腐・合い挽き肉・しょうが・ねぎ・ニンニク)
ブロッコリー
なるの煮付け(よしむら魚店)ぴりからコンニャク・みかん
青菜の煮浸し(小松菜・人参・薄揚げ)
からし味噌和え(秋なす)
他に味噌汁(わかめ・じゃがいも)が付きます。

2010年10月20日水曜日

卒壽のお祝い

栗入りお赤飯
鮭のマヨ焼き(鮭・シイタケ・エノキ・タマネギ・レタス・ピザチーズ・マヨネーズ)
肉さつま(さつま芋・豚肉・こんにゃく・たまねぎ・人参)
紅白なます(大根・人参・しろごま)/さしみ(なる・人参)
味噌汁(じゃがいも・しいたけ・わかめ・ねぎ)


今日は 先月90歳になった 
利用者の方の卒壽のお祝い会で 盛り上がりました。
お赤飯とお刺身を加えた心ばかりのお祝い膳と 裏庭で満開の
コスモスと 皆さんの元気な笑い声と 
支援者の方からの差し入れもあって・・・
ささやかながらも楽しいパーティーとなりました。




  

2010年10月19日火曜日

「しんじょう よりあい」も GNP?


先日 某講座で生命保険会社の支社長さんの講演を
聞く機会がありました

「・・・・生命保険はまさにGNPなんですよ」

んん?

生命保険会社のGNPとは
G・・義理
N・・人情
P・・プレゼント

まぁ いろいろな注釈をつけて説明してくださっていましたが、
常々我が施設を贔屓にしてくださっている方を連想すると 
まさにその通りで うなずくこと大でした。

我が「しんじょう よりあい」の運営や運動も 
それに似たようなことがあると ふと 気が付きました。

福祉の地域活動は まさに それで 
それらなくしては 「しんじょう よりあい」の今はないと思いました。

12年ここで 細々ながらも運営出来たのは 
この地域の方々の 義理人情に支えられたからです。

さて では プレゼントは どうでしょう?と 
利用者の方々に 問いかけると 次のような言葉が返ってきました。

「ようけ あるげの。
 あったかい気持で待っててくれるげの、それが一番」

「ほれ ここは私らの親の家(ち)やさかいに、
安らぐことができるし、友達に合わせてくれる場所やがの」

あと さまざま 昼食の献立・手作りおやつ・
利用日以外の見守り・送迎などなどに関することでしたが
一番多かったのは スタッフの気遣いに対する 感謝の言葉でした。

「こちらこそ 先輩の皆さんに教えていただいたことばかり 
感謝のきわみです」

写真は 大関よりあいの89歳の利用者さんが育てた 
路傍のマリーゴールド!!!!

10月12日 ランチ

献立

マーボー茄子(茄子・・支援者さんからの頂き物・合びき肉・生姜・にんにく)
福袋(薄揚げ・人参・大根・ひじき・卵) 大根
白和え(大根葉・・支援者さんからの頂き物・豆腐・白ゴマ)
一夜漬け(白菜・大根・胡瓜・人参)
りんご/味噌汁(油揚げ・大根・人参・ねぎ)

利用者さんのご希望で 汁物をつけるようになりました。
近頃は 本当に便利な容器があります。
レンジにも適用するので 寒くなってからが重宝しそうです。
月に一回の割合で 民間の介護予防施設や
サロンの方々と情報交換や勉強会のための会合をする事になりました。
どこも 事業内容の充実に必死です。
なぜなら 民間のこのような施設やサロンは出入りが自由です。
少しでも気まずくなったり、不満があればすぐ簡単にやめてしまいます。

どこも 利用者さんが 一番楽しみにしいるのは給食です。
献立の悩みは いずこも同じようでレシピの交換をする事になりました。

10月11日 ランチ

献立

肉じゃが(ジャガイモ・イトコンニャク・豚肉・たまねぎ・人参)
ビーフコロッケ(市販)キャベツ/胡麻和え(キャベツ)
酢の物(胡瓜・大根)/栗の甘露煮
味噌汁(豆腐・麩・ねぎ)

2010年10月6日水曜日

小さなお客様


施設の裏庭の コスモスが満開です。
時々 蝶ちょが飛んできて 遊んでいきます。

また遊びにきてねぇ~。

10月5日 ランチ


近くの集落の民生委員さんから 
配食弁当の注文が入りました。
退院なさった1人暮らしの高齢者を地域で支えるためです。
ご家族がいないために 
民生委員・福祉委員ほか 地域の有志の方々で
在宅支援をする事になったようです。
この民生委員さんの頑張りには常々敬意を払っていました。
久々のお弁当を紹介します。



献立

 にらと豚肉のつくね(にら・しょうが・ねぎ・豚肉・麩・卵) キャベツ
 
魚の塩焼き(きす)みかん

 酢の物(春雨・ハム・錦糸卵・きゅうり)
 
煮物(たくあんの古漬け・しらす)

 このほかに 炊き込みご飯(油揚げ・ミックスベジタブル)

        味噌汁(ワカメ・ジャガイモ)

2010年10月5日火曜日

しんじょうよりあい新聞 10月号



イベント情報
11月5日(金) 秋のレクレーション
12月5日(日) 餅つき大会
12月19日(土) お鍋の会(創立記念祭・交流会)
1月16日(土) 新春屋台村(新年会)予定

しんじょうよりあいでは、もっか以上の企画を準備中です。
お手伝い下さる方を探しております。

ご連絡お待ちしております。

電話番号 0776-67-6544

*詳しくはチラシをクリックしてご覧ください。

ほわっと心温まる日


「ほら 竹田の山がもう 見えんようになった、
もうすぐ(雨が)降って来る 帰えらにゃ、帰ってもいいやろの」

と帰宅願望の利用者さん。

「あかんあかん まだ帰る時間じゃないって・・」

小声で「何度目かの?」と言いつつも 
前に座った利用者さんは 笑顔で根気よく 応対しています。

まるで 禅問答です。

「もうちょっと 右やよ、
ほら 手を伸ばしたら そこに椅子があるやろ?」

「どこどこ あぁ~ あったあった。ありがとうの」

目が不自由になった利用者さんに 
他の利用者さんが 掛け声で道案内をしているのです。

近頃では 机や手すりの位置がよく分かるようになって 
手助けなしにトイレの利用が出来るようになりました。

「あんた よ~ がんばるの?」

「ほんなこと言ったて 1人暮らしやさかい 
なんでもじぶんでせにゃあかん・・」

「えらいのぅ!」
「ほやほや ほんとにのぅ」

「しんじょう よりあい」にはいろいろな方が利用なさいます。
それぞれに 衰え方が違いますから 
ケアの仕方もおのずと異なります。

「しんじょう よりあい」では
楽しみ方の充実度の平等を心がけています。
でもそれは スタッフだけでは決して出来ません。
上記のように 利用者の方々の力を借りて 出来ることであって 
それが 全員の喜びに繋がっていきます。


写真は新しい訪問者 誰とでも仲良しに・・

2010年10月1日金曜日

こんな うれしい励まし・・・



「しんじょう よりあい」には いろいろな方がいらっしゃいます。
春行なわれた 生活介護サポーター養成講座で 
「しんじょう よりあい」が実習施設になりました。
14名の方々の希望があって 
皆さん 楽しい実習を体験なさってくださいました。

そう 楽しくしてくださったのは 
参加してくださった実習生の方々で 
私たちスタッフがいろいろなことを学ばせて頂いたものでした。

その方々が 支援者となって 
ボランテアや旬の野菜の差し入れをしてくださったり 
花を植えに来てくださったり
創作サロンの参加者になったり・・・

支援者の方々には 「よりあいニュース」を送ることにしています。
そして 今日は 沢山の珍しい切手が・・・。

本当にありがとうございます。

いまひとつ がんばらねば・・・と 
また 気持ちをを新たにする事ができました。

私たちスタッフは このような方々のご支援と 
利用者の方々の笑顔や 感謝の言葉に支えられているのです。

写真は 送ってくださった切手の数々

お医者さんで こそっと 聞えた話


「先生のぅ、この頃 もう 血(血痰)が出んようになったんにゃ、
ご飯も よう食べられるしの・・・。咳も少のうなったんやて・・」

「ほう!」

「あこへ 行くようになってからのような 気がするんにゃてのぅ、
いいとこやざ あこは・・みんなが寄って おもっせぇしの・・」

この話を聞いた方は 早く知らせなくてはと、
朝一番に電話を下さったのでした。

「あこ」?

そう、「あこ」は「大関よりあい」のことなのです。

意外なところで 
「大関よりあい」の効果を 知るところとなりました。

私たちにとって 一番うれしいことです。

この利用者の方は 娘さんと二人暮らしの 
もうすぐ90歳になる方です。

日々のほとんどを お一人で過ごしていて 話し相手もなく 
おしゃべりすることも 大口を開けて笑うことも 少なかったせいでしょう。

最初の頃は 咳が出やまずに 皆さんの心配は 
大きなものがありましたが、いつの間にか少なくなっていったようです。

このような現象は 誰も気が付かなかったようです、私たちスタッフも・・。
病は気から・・、多分 楽しい時間が 
知らず知らずに 元気付けたのでしょうね。

写真はボランテアさんの紙芝居を見る 大関よりあいの方々