2009年11月11日水曜日

近隣集落の話題になっている「大関よりあい」のたてまえ


「しまちゃんやぁ 別荘を作るんかの?」
「そうじゃって みんなの別荘を作っているんにゃって・・楽しみにしてや」
普段は 奥まっていて 見えにくい建物ですが 
頻繁に幾台ものトラックが出入りして
槌音が響いたせいでしょうか、付近の方々が 三々五々見物にみえました。
建物の所有者は八十路も半ばの高齢者です。
交付金を頂いての 介護予防拠点施設の改装工事です。
昨年末 3名の高齢者でサロンを始めて 
利用者が利用者を呼んで 今では十数名になりました。
この大関地区でも 老人会の減少は例外ではありません。
高齢者は増える一方なのに 支えるお手伝いがいなくなっているのです。
農村地帯でも高齢者の抱える諸問題は変わりません。
「お風呂があるんだってねぇ、
私はまだ 年寄りじゃない(?)けど・・使わせてもらいたいわ」
「ん?????」
今時の若い家族は 風呂を沸かすことはしなくて 冬でもシャワーだそうな。
どっぷりと 熱いお湯に浸りたいのだそうです。
そのような地域の方々の 
いこいの場・やすらぐ場所になるような施設にしたいと思います。
どうぞ 色々なご意見や お知恵を 沢山およせください。
お待ちしています。

*写真は たてまえ

2009年11月10日火曜日

地域の人々の批判の声は財産


日中友好協会主催の料理講習会に参加しました。
中華料理も給食にあたらしいメニューを加えたいと言うこと、
そして「しんじょう よりあい」の支援者が数人スタッフだったので 
交流もかねての参加でした。
片言の中国語と日本語が入り混じって 和やかな調理風情でした。
中国料理が給食に加わったら 
教わったものだと思ってくださいね。
 
坂井の中国語講座は
なかなか受講生が集まらない上に長続きしないのです。
隣町の講座から参加した方が その理由の手痛い指摘をしたのです。
考えが及ばないことばかりでした。
井の中の蛙で解決策が皆目見えなかったのでした。
以前 包括支援センターのケアマネさんが 言ったことを思い出しました。
「地域の声は宝物なのよ、
だって 悪いところを探して教えてくれるんでしょ、
自分で探す苦労が省けるし ・・・
批判の声が聞こえたら財産と思うことよね」と。
何の後ろ盾もない「しんじょう よりあい」にとっては 
それのみが 唯一の教師です。
耳に痛いことも沢山あるでしょう、
でも向上心もいっぱい持ち合わせています。
地域の方々の拠り所となるような施設にするため 
色々なご意見をお寄せください。
*写真は十郷公民館で行なわれた日中友好協会の料理講習会

しんじょうよりあい新聞 11月号



もうすぐ 12月 
餅つき大会を賑やかに行ないたいと思っています。
どうぞ 皆様のご参加 よろしくお願いします。
もちろん! お餅も 買ってくださいね。

*詳しくはチラシをクリックしてご覧ください。

2009年11月7日土曜日

お寺参りも大事やし、「しんじょう よりあい」にも行きたいし、はて、どうしよう!


この時季は 高齢者とかかわりのある催し物が 目白押しです。
真宗の盛んなこの地域は お寺さんの催しが多いのも特徴です。
「何でもあり」の「しんじょう よりあい」では 「後生」を願う方々には
お寺まいりを優先していただいています。
一番心和む時間・場所が高齢者にとっては有益だからです。
明日はよりあいの近所のお寺さんの報恩講が開かれて 
大勢の方がお参りされます。
「明日は○○さん・△△さん・□□さん・それから◎◎さんも
休みたいんじゃとの、どうしょうね?」と 
取りまとめの方から心配の声。
「どうぞ、どうぞ 後生をお願いしてきてください、それがなによりですよ」
介護保険施設ではできない自由さがここにはあります。
高齢者の方々の生活の潤いを求めるための 
お手伝いなのですから・・。
突然の利用人数の変動に その時その場相応に 
それぞれに見合った過ごし方のお手伝いに 
スタッフ一同苦心惨憺しています。
「あ~ 楽しかった」と利用者さんが言う笑顔が見たい、
そのために・・・。 
写真は 台風や強風で痛めつけられても 
めげずに見事な花をつけたコスモス

2009年11月3日火曜日

腰が曲がっても 見事やのぅ・・


今日は10月31日の土曜日です。
そこかしこで いろいろな文化祭が行なわれました。
近所の高校の文化祭を見に行こうと 
利用者の方々が声をかけてくれました。
農業高校なので 地域の方々にはお馴染みの農業蔡 
楽しみの一つになっています。
生徒の作った野菜や鉢植え・食品加工物などがテントに並びます。
格安で提供されるので 来訪客はいっぱい、
見る見るうち売れていきます。
「さ~ 手打ちおそばやよ」
「珍しい紫サツマイモのアイスクリームやって」
「りんごジュースは どうやの?」
利用者さんの葉牡丹を買いにいっているうちに 
準備したのでしょう、
「今日ぐらいサービスさせてや」と次々と 手渡されて・・・。
すっかり ご馳走になってしまいました。
お腹がくちくなって、すっかり楽しい休日気分になって・・・
午後は コスモス畑へドライブに
台風でペシャンコになったコスモスでしたが 
見事に頭をもたげて満開に花をつけていました。
「腰が曲がっても見事に楽しませてくれるの~」
とは 利用者さんのひとりごと。

文化祭



今年の作品は 如何ですか?
日々 楽しみながら おしゃべりしながら 
製作にいそしみました。
折鶴で描いた「絵」は 三百余羽 
何人の利用者の方々の手になるでしょう?
今は亡き利用者の製作した物も まだまだ沢山残っていて 
思い出を語りながら手を動かしました。
「赤い鶴はねぇ・・・・・こんなことがあっんにゃざ」
「双頭の鶴もいるね・・・これはあのかたのかな?」
「お孫さんの結婚式に鶴シャワーをしたんだって、
数は並じゃないじゃろうの?」 などなど。
厨房のボランテァさんにも手伝ってもらって 
夕方 ようよう出来上がりました。
豊楽園・サカイケアセンター・いこいさろん・・大作が並びます。
でも 「しんじょう よりあい」の作品は 
小粒ながら きらっと光っていますよ。
どうぞ 皆さん 見てみてくださいね。