2007年10月17日水曜日

No1. なぜ今介護予防拠点建設なのか?

 (国の政策)

  高齢者は若者の5倍の医療費・長期入院・ベッドが多いと医療費があがる理由とされ、削減のため療養ベッド23万床・一般病床31万 床が病床削減されようとしている。その受け皿として、在宅医療・介護をすすめ、小規模多機能施設など在宅利用の施設整備を行っていると思われる。また、介 護予備軍への対策強化も計画され、予防拠点づくりも行われている。医療費削減政策の一つの表れとして見ておく必要がある。

 (地域の要求)

   ワーキングプアなど、安定雇用されていても低賃金であるなど、経済的にも時間的にも家族で高齢者を見守りができる世帯は減少してきている。また、税金・ 医療費・介護諸費用なども年金が収入の大半を占める高齢者には豊かな生活を送ることは難しくなっている。地域的にも教育力・見守る体制を求めることは難し く思える。高齢者で介護・見守りが必要でも、充分にかつ必要に応じた介護・見守りは様々な理由で困難を抱えている。

 (しんじょうよりあいの実践の中で)

  しんじょうよりあいの事業は利用者一人一人に合わせたメニューで運営されており、また、利用者の多くが自立度を向上させている。一人暮らしの高齢者の憩いの場として定着し、地域の方々からの評価も高く、新たな事業を展開しても協力を得られる関係を築いている。

 以上、国の医療費削減政策のなかでますます高齢者への対策を立ちおくらせ、地域まるごと健康づくりをめざすならば、必ず高齢者の自立支援・健康づくりが地域の課題として浮かび上がってくることが考えられる。そこへの手当は特別重視しての取り組みが必要に思われる。

  そして、健康への自己責任がすべての人々に強調される中で、地域に開かれた健康づくりの施設はますます必要になり、組合員が自覚的に医療機関と連携し住居の近くで安心して運動ができる施設は喜ばれるものとなると考える。


3 件のコメント:

namida さんのコメント...

後期高齢者医療制度!
2008年4月から始まる制度ですが、今詳細が決まってきてやっと話題になってきています。この制度、国が医療にお金をかけないように、高齢者からも保険料を取り、医療の内容もかかりにくくする様子です。国をあげての高齢者いじめの内容だと思います。やっぱり、そんな高齢者いじめから、みんなで助け合える場所が必要と思うのです。そんな空間になればいいですね!

匿名 さんのコメント...

旧金津町のある町内会での話ですが、緊急時の炊き出しの予行演習を男性だけでしたそうです。薪で火をおこし、お釜でご飯を炊き、カレーも緊急時のことを想定して 家々にあるものを持ち寄ってつくったそうです。予想外の親睦会となってそうですが、各家庭にどんな人たちがいるのか 改めて知っておかねばならないし、また、災害よっては 逃げ道も幾とおりも 考えておかねばならないとか、いろいろな意見が出されたそうです。特に高齢者がいても なかなか戸外に出ない方々も多いので、隣近所でしっかり把握しておく必要があります。丸へそでは そのようなことも含めるといいですね。

匿名 さんのコメント...

町の活性化は?
町が活気付くとうことは 商店街が栄えることだとばかり思っていたけど、そればかりじゃないんだよね。まず、そこに住む人や働く人が元気になることだ。元気に働くと言うことは 留守にしている家庭の心配がないと言うことも 必須条件なんだ。年老いた両親の心配がないことが どんなに心強いことか、口に出して職場で言ったたことはないけど、みんなおんなじ境遇の同僚は 同様の悩みを持っていると思う。
地域で助け合って 高齢者の生活支援ができたら 本当にうれしい。
だが だれが口火を切るかなんだよな。
今の社会風潮の中では 言いだしっぺに 絶対にお鉢がまわってくるから。
丸へそ委員会がその任を負ってくれて 本当に期待しているよ、がんばれ!!